
どうも窓機械です!
最近はVtuberなどの波がすごいですね・・・WEBカメラを使って配信する場合も多いと思います。しかし最近のスマートフォンのカメラ性能すごいですし、わざわざWEBカメラを買うのは・・・
ということで、今回はスマートフォンをWebカメラとして扱えるアプリケーション「DroidCam」を使ってAndroidをWEBカメラ化、OBSでPC画面とスマホを映した画面を同時に録画/配信していきたいと思います。
DroidCAMについて

DroidCamはDev47Appsが開発したアプリケーション
先程言ったとおり、Android端末をPCとLANやUSBで接続してWEBカメラ代わりに扱うことができるアプリケーションです。無料です。WEBカメラを買う必要がありません。
なお対応OSはAndroid/Windows/LinuxなのでiOSやMAC OSなどのApple系のOSなどでは基本使用不可能です。
AndroidとWindows10でアプリインストール
当記事ではAndroidとWindows10でのインストール、設定になります。Linux版や他のWindowsでは異なる場合があります。
Android(カメラ側)のインストール

まず、先程のリンクからPlay Storeを開き
「DroidCam Wireless Webcam」をインストールします。

インストールしたらアプリを開き下の「Next」を押します。

使い方を説明しています。「Got It」を押して次に進みましょう。
これでひとまずAndroid側のソフトインストールは完了。
Windows側のインストール
ではWindows側のソフトウェアのインストールをしていきます。
こちらからDev47Appsにアクセスします。

そしたら下部の青色のWindowsのロゴをクリック

そしたら「Client v6.0」をクリックしてファイルをダウンロードしましょう。

そしたらダウンロードしたファイルを解凍ソフトで解凍しましょう。私は7zipで解凍しました。

そしたら解凍したファイル(.exe)を実行します。

そしたらセットアップウィザードが起動するので流れでインストールしていきます。

途中でデバイスソフトウェアをインストールしますか?と出ます。インストールしましょう。
これでインストール完了です。

AndroidとPCを接続してPCに映像を映してみる
両方の設定を終えたので接続していきましょう。
LANで接続する場合
ネットワークで接続していきます。PCとandroid端末が同じネットワークに接続していることを確認しておきましょう。
そしたら、AndroidのDroidCam Wireless Webcamを開き、「Wifi IP」と「DroidCam Port」の数値をPCのDroidCam Clientの「Device IP」と「DroidCam Port」にそれぞれ入力します。

そしたらAndroidのカメラやマイクを使うかというチェックボックスを入れたあと、「Start」を押せば撮影が始まります。

これで接続完了です。ただ、どうしても接続に失敗することもありますが、そのときはWi-Fiを接続し直したりスマートフォン側の電源設定からDroidCamの動作設定を手動で設定すれば接続できるようになります。

USBで接続する場合
LAN接続ではケーブルレスで非常に扱いやすいですが、無線の都合上どうしても接続の安定性に欠けます。しっかり接続しておきたい場合はUSB接続がおすすめ

PCとUSBで接続する場合はAndroidの管理者向けオプションでUSBデバッグを有効化しておく必要があります。
管理者向けオプションを表示できるようにします。
端末情報からビルド番号を見つけて、その部分を連打します。

下部に「これでデベロッパーになりました!」と出てきたら管理者向けオプションを出せるようになります。

そしたらシステムから開発者向けオプションがあるのでそれをタップ

そしたら開発者向けオプションを開き「USBデバッグ」を有効化してください。
これでUSB接続の設定は終わりです。

そしたらUSBケーブルでPCとAndroid端末を接続し
PC側のソフトで、左上の3つ連なるボタンのうちの中央のボタン (画像で青くなっている箇所) を押します。

そうするとDevice IPの部分が無効化されます。「DroidCam Port」やその下のチェックボックスを先程のLAN接続と同じ要領で設定して「Start」を押せば撮影開始です。
映すことができました!

ブラウザから接続する方法
PC側は最低限であれば実はアプリケーションはいりません。ブラウザがあれば閲覧は可能です。
方法は簡単、ブラウザの検索ボックスにAndroid側のアプリの下に書かれているIPアドレスを入力するだけ、これでもみることが可能です。とくにMACなどではアプリがないのでこちらのみ閲覧可能です。
OBSでPC画面と手元を録画してみる
では早速OBSにAndroid端末で撮影している映像を映していきましょう。今回はマウスの手元映像を映します。接続は安定性を優先してUSB接続で、接続方法は上記の方法から
映像を写せたらPC側ソフトの下の、「Pop Out Video Preview」をおします。


そしたら映像だけのウィンドウが出されます。これをOBSの映像に入れていきます。
つぎはOBS側の設定です。まずソースからメインで映したいゲームやウィンドウ画面を追加しましょう。(やり方に関してはOBSの説明を参照お願いします。
当記事では画面全体を追加しています。

つぎにAndroidで撮影した映像を追加していきましょう。OBS左下のソースから追加します。

そしたらウィンドウキャプチャを選択

そしたらウィンドウキャプチャの名前を決めます。お好きな名前を入力してOKをおします。

そしたら映すウィンドウを選択します。「DroidCam Video」を選択して先程出したウィンドウを選択

そうすると撮影している映像がOBS上に出ます。ドラッグアンドドロップで位置と大きさを調整してください。これで録画すればPC画面と撮影している映像をリアルタイムで配信/録画できます。

実際に使ってみた。
実際にマウスの手元を映しながらPCを録画してみました。ちゃんと手元を写せています。
これでマウスレビューが捗る・・・・
まとめ
Android端末をWEBカメラにできるのが面白いアプリだと思いました。ただちょっと設定が中級者向けなところもありますが、無料でWEBカメラ化できるので素晴らしい。接続方法も選べるので便利です。
また今回はOBSでの録画で使いましたが、ネットワーク接続が可能なので余ってるor中古のAndroid端末を各部屋に配置して簡易的なネットワークカメラとして扱うのも面白そうですね。
またこのアプリは上位の「DroidCamX Pro」もあります。(Google Playで420円で入手可能)
こちらでは通常版に比べて
- 720pで撮影可能
- PC上でカメラコントロール(オートフォーカスやズームなど)が可能
- 撮影&PCやAndroid端末に保存
など、機能性能拡張版になっています。こちらでもWEBカメラよりずっと安いためコスパなかなかだと思います。無料版で使ってみて、足りないと思ったらこちらを購入してみるのがおすすめです。
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