どうも窓機械です。
突然ですが、ちょっと前にLogicool G502 LIGHTSPEEDを購入しました。

G502 LIGHTSPEEDの基本情報(押すと表示します)
製品ページ(Logicool)→https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/products/gaming-mice/g502-lightspeed-wireless-gaming-mouse.html
型番 | G502 WL |
対応OS | Windows7以降,OS X10.11以降,ChromeOS |
ソフトウェア | Logicool G HUB |
タイプ | 無線(有線接続可能) |
充電方式 | USB充電(MicroUSB) ※※別売りのマウスパッドで無線充電が可能(POWERPLAY) |
駆動時間 | 48時間(デフォルト最長) |
高さx幅x奥行き(mm) | 132 x 75 x 40 |
重量 | 114g(マウスのみ) |
解像度 | 100~16,000DPI |
ボタン数 | 11ボタン |
保証 | 2年 |
価格 | 約18,000円 |
これはLogicoolのゲーミング(LogicoolG)に属するマウスですが、私はPCでゲームしません。じゃあなぜこれを買ったのかというと・・・
このマウスは数少ない「無線」と「多ボタン」を両立したマウスだから。
私的には、どうせ用途はブラウジングやクリエイター用ソフトなので遅延は気にならないし、無線のほうがいい、でもショートカットはたくさん使いたいのでボタンはいっぱいほしい・・・しかし両立は意外にない。
そこでこのマウス。G502 LIGHTSPEED(以下:G502 WL)は無線(LIGHTSPEED)でありつつも、11ボタンを備えている、まさに無線と多ボタンを両立したマウスです。
このマウスでなにをするかというと、Adobe系ソフトやChromeのショートカットを割り当てです。無線の軽快な動作と多ボタンがどれだけ製作用途で真価を発揮するか・・・今回はゲーム向けな製品ですが、動画編集や画像編集などをするようなクリエイター目線でこのマウスをレビューしていきます!!!
G502 WL 開封の儀&付属品の確認
では早速開封していきましょう。

箱はLogicoolらしいデザイン。Logicoolのワイヤレス技術であるLIGHTSPEEDが書かれています。
左/右側面と背面はこんなかんじ、左側面に基本的な仕様,背面は図解が書かれています。図解をみればわかりますが、無線はUSBレシーバーで、付属の重りで重量を嵩上げすることが可能です。
開封してみると早速G502 WL本体が見えます。18,000円なだけあり高級感抜群です。

付属品はこんな感じ。
- 細かな付属品を収納するケース
- 重り
- レシーバー
- レシーバー延長アダプター
- MicroUSBケーブル(0.8m)
- 取扱説明書類
- 保証書
が入っていました。
本体の外観をチェック
外観の質感やボタン周りをチェックしていきます。

まず俯瞰で、光を強めにしているのでわかりやすいですね。基本はマットなブラックです。ボタンは光沢、ホイールはゴムです。

左側面です。サイドボタンがあります。多ボタンなマウスはどうしてもボタンの形状が同じなことがあり、押し間違いが多いのですがG502 WLはボタンの配置も大きさも違うので押し間違いが少なそうです・・・
ちなみに3本線の部分は光ります。ここで充電残量を確認するように設定も可能です。
ソフトウェアをダウンロード!
G502 WLはLogicoolのソフトウェア「Logicool G HUB」を使用してライティングやショートカットやマクロの設定が可能です。ソフトウェアをダウンロードしていきましょう。


といってもダウンロードは単純。
Logicoolのページにアクセスしてダウンロードしてファイルを実行。あとはインストーラーに従うだけです。
Logicool G HUBを使って設定!!
【注意】
当記事ではWindows向けになります。MACやChromebookでは多少違う点があります。ご了承ください。
Logicool G HUB(以下:GHUB)は先程も言ったとおり、マウスのライティングやショートカット/マクロ、DPIなどを変更できるソフトウェアです。G502だけではなく、Logicoolのゲーミング系デバイスはすべてこれで設定できます。
なおこのソフトウェアはやれることが多すぎて紹介しきれていない部分が多々あります。今回は主要な部分のみ紹介させていただきます。
プロファイル選択部分でアプリケーションを追加!

この部分はかなり個人的に評価できる部分です。マウスのライティングやショートカットをプロファイルごとに保存ができるのはもちろん、いつも使うアプリケーションをG HUBに登録、そのアプリ用にプロファイルを設定しておけば、アプリケーションのウィンドウがアクティブになったときに設定していたプロファイルに「自動で」切り替えてくれます。
つまり、Google Chromeのウィンドウがアクティブなときは、GoogleChrome用に設定したプロファイルに、Adobe Photoshopのウィンドウをアクティブにすると、Photoshop用に設定したプロファイルに切り替わる・・・という感じ。
要は、使うアプリケーションに合わせてマウスのボタンのショートカットキーとかを自動で切り替えてくれるということです。
もちろん、アプリケーション1つに対して複数のプロファイルを設定して、マウスボタンでプロファイル切り替えなんていう設定も可能なのでかなり自由度が高いです。
設定方法については上の「ゲーム&アプリケーション」の部分で使うアプリケーションを指定するだけ。
アプリケーションの実行ファイル(.exe)などを指定すればOKなので、かなり汎用的に使うことができますね。
プロファイル設定部分を設定!
ここでは先程も言ったとおり、ライティングやショートカット・マクロの割り当てが可能です。
アプリケーションごとにショートカットやマクロを組んでいきます。
ライティング制御!

G502はG HUB上でプロファイルごとにライティングを制御できます。またプライマリ(三本線のLED)とロゴは独立して制御可能です。
光り方はかなり自由度が高いです。効果は6種類程度ですがライトの点灯間隔など自由に設定できるので面白いです。

なお、光らないほうがバッテリーの持ちがよくなるので私は消してしまっています。
キー割り当て!
ボタンにキーやショートカットを割り当てていきます。

キー割り当ても自由度高め、WindowsキーやControlキーとの組み合わせ、コピーアンドペーストも割り当て可能で、その他、プロファイル移動や、先程のプライマリーのLEDを使ったバッテリー残量表示などが割り当て可能です。
また、仮にほしいキーの組み合わせがない場合でも後述するマクロを駆使すればつくることができます。
マクロの組み方
ここからはマクロを組んでいきます。
マクロを知らない人に説明すると、動作(キーを押したりクリックをするなど)を事前にソフトなどに記憶させておいて、ボタン一つでそれを実行させる機能です。
これを使えば、「ブラウザなどで指定範囲のワードをコピーして、別のタブでそれを検索する」なんていう複雑な動作をボタン一つで行うことができます。
今回はデフォルトのキー設定ではない「仮想デスクトップを生成する」機能のマクロを作って、ボタンに割り当てていきたいと思います。

割り当てメニューからマクロを開きます。
開いたら左側の「新しいマクロを作成」を選択
今回は「デスクトップ」にこのマクロを作成します。

マクロの名前を決めます。ここではテストマクロとしました。

マクロのタイプを選択します。
反復なしをはじめ、切り替えなど・・・いろいろ選べます。
今回はシンプルな反復なしにします。

では準備が整いました。マクロを組んでいきましょう。
「今すぐ起動」を押します。

そしたら、マクロ登録方法を指定できます。今回は一番上のキーストロークを記録を指定します。(他の方法は実際に試してみてください)

そしたら今回は、仮想デスクトップを生成するショートカットを登録します。
Ctrl + Windows + Dを入力します。
そしたら下の「保存」を押します。

マクロができました。

そしたら今回は「ミドルクリック」のところに先程作成したマクロを登録します。
ミドルクリックのところをクリックしてアクティブにしてください。

アクティブになったら先程のマクロをクリック
するとミドルクリックのところがマクロに変わるはずです。
実際に使ってみるとこんなかんじ、仮想デスクトップが生成されています。
もちろんこれと同じ要領で仮想デスクトップの移動や削除も作れたりします。
特殊機能について
G HUBでは特殊機能として、「Gシフト」と「DPIシフト」を備えます。
「DPIシフト」はその名の通り、DPI(解像度)を切り替える機能
マウスのボタンに「DPIシフト」を割り当ててそのボタンを押すと、DPIが事前に設定した数値に変化します。
これを使いこなすとゲームで有利になれるらしい・・・です(実際にやったことないのでわからない。

そして面白いのがこの「Gシフト」端的にいえば、G502の場合はボタン数がほぼ倍になります。
「は?」と思われるかもですが、ホントです。
Gシフトのボタンを押している間はすべてのボタンの役割を変更させることができます。
これにより、1つのボタンに、「通常時の割り当て」「Gシフト時の割り当て」の2つの役割をもたせることができるのです、つまりボタン数2倍です。
たとえば私の設定だと、Gシフトを左側面奥のボタンに割り当てしていて、通常時はスタートメニューや通知を表示しているボタンを、Gシフトボタンを押すときだけ仮想デスクトップの生成や切り替えに割り当てています。
実際に使ってみた!
実際にマクロやショートカットを組み込んで操作しています。(ちょっとまだ操作に慣れていないのはご愛嬌)
Chromeではマクロ機能を使って選択範囲のワードを即別のタブを開いて検索をかけたり、 Photoshopでは選択範囲指定→モザイクをわずか数秒で終わらせたり、Illustratorでは文字をすぐ出したり・・・凄まじい
アプリケーションごとにショートカットやマクロを割り当て&自動切り替えできるため、複数アプリケーションを利用してもOK
操作性に関しても、ゲーミングなだけあって握りやすいデザインで滑りもいいです。なおちょっと大きめなので実際に店頭で握ってみるのがおすすめ。
また前述の通り、多ボタン特有の押し間違えもボタンサイズや位置がどれも特徴的なので気になることはないです。また、ボタンの位置も指にちょうど来る位置にあって素晴らしい・・・

動画編集ソフトや画像編集ソフトなどを使うクリエイターなどがこれを使いこなしたら間違いなく作業効率が化けますね・・・。
バッテリーについて
これを使いだしてから3ヶ月程度ですが、バッテリーについて不満を持ったことはありません。一日は絶対持ちますし、充電が切れても数分充電すれば全然使えます。
また、無線マウスあるあるな、「充電切れ間際に接続が不安定になる」というのがないので問題ないレベルだと思います。充電の手間を省きたいというなら純正の POWERPLAY(無線充電)対応のマウスパッドを利用するという手もありますしね(私は高すぎて手が出ませんが・・・
しかし・・・弱点も見えてきた
まず一つ目が現在使っているプロファイルがわかりくいこと。とくに1つのアプリケーションに対して複数のプロファイルを登録していると、自分がどのプロファイルを使ってるかわからなくなります。一応G HUBでみることは可能ですが、G HUBのウィンドウがでかい・・・

これはデュアルモニターですが、最小サイズでも一画面半を埋め尽くしてしまいます。こうなると常時表示は厳しい、プロファイルを小さく表示できる機能があるだけで使いやすさがさらにアップすると思うのでこれは期待したいです。
そしてもう一つが、値段
無線マウスといえど18,000円はちょっとつらい・・・(いや、スペック的には妥当だと思うけど
ゲーミング向けな高性能センサーやライティング、無線モジュールが搭載されているので価格が高くなってしまうんですよね。普段使いでは明らかに過剰スペック
センサーや、無線モジュールの性能を落とし安価にした上で一般向けなMやMXシリーズに出してほしいなぁ・・・と思いますがいろいろ厳しいと思います。(G HUBありきだしね
値段的に厳しいという方は無線を諦めて有線モデル(G502 HERO)を使いましょう。機能はほぼ同じです。
Logicool G502 LIGHTSPEED まとめ
G502 LIGHTSPEEDの・・・
良いところ
- 数少ない無線&11個の使いやすいボタン!
- Gシフトを併用すれば更にボタン数が増える!
- 登録したキーなどはプロファイルで保存可能!
- アプリケーションごとにプロファイルを分ける&自動切り替えする機能が便利!
- ゲーミングマウスゆえの握りやすさ!
悪いところ
- 現状のプロファイルがわかりにくい
- 高い(18,000円)
かなりクリエイターにおすすめできるマウスでした。使いこなせば大きな作業効率UPを期待できます。実はPCショップでアルバイトしていたときにも私と同じように無線で多ボタンを探していたお客さんもいたので、多ボタン無線マウスはクリエイターの方にはある程度需要あるのでは?と思います。
実際このG502WLはクリエイターにおすすめですしね。
個人的にはアプリケーションごとにプロファイル切り替えができるのが衝撃的でしたね。さすがデバイスの老舗Logicoolなだけあって、非常にレベルの高いマウスでした。
G HUBのほうもどんどん改善していけば更に優秀になるんじゃないでしょうか。